日本の文化芸術を
世界へ発信する
次世代アート
エンタテインメント体験
第1弾
日本が誇る文化資源を最新技術で再構築し、世界中の人たちに体験してもらうコンテンツを創生する事業「ANOTHER STORY」を立ち上げ、第1弾として2025年2月1日~6月1日の期間、東急プラザにて
『HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO』を開催します。
「ANOTHER STORY」第1弾のコンテンツは、江戸時代に活躍した浮世絵師・葛飾北斎。世界的芸術家として広く認知され、その魅力的な人生や多彩な作品は多くの西洋のアートシーンにも影響を及ぼしたと言われています。2024年7月から発行が開始された新紙幣千円札の裏面の図柄に代表作“神奈川沖浪裏”が採用されるなど、日本国内外でも改めて注目を集めています。
五感を揺さぶる
先端技術が生み出す、
全身で感じる
新次元の没入体験
『HOKUSAI: ANOTHER STORY in TOKYO』は、葛飾北斎が生きた江戸の浮世にタイムスリップしたような新感覚が味わえる「映像×サウンド×触覚」の次世代型イマーシブ体験です。誰もが一度は見たことがある北斎の作品を、超高精細イメージデータを使用し、ソニー製LEDディスプレイのCrystal LEDで臨場感のある高精細な映像をリアルに再現。さらに、床が水たまりや砂浜に変わったかのように感じさせるソニーの触覚提示技術(ハプティクス)などの演出により、葛飾北斎が見た景色や歩いた感覚を、圧倒的な没入感で体感いただけます。会期中は日本のクラフトマンシップを持つブランドとのコラボグッズも発売予定です。さらにチケット、展示内容や体験を高次元化するための技術に関する続報は後日発表いたします。
カラダで感じる、超没入型体験
葛飾北斎「冨嶽三十六景」
天才が残した物語を旅しよう
展覧会名
HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO
会場
東急プラザ渋谷3階
会期
2025年2月1日(土)~2025年6月1日(日)
主催
HOKUSAI : ANOTHER STORY 製作委員会
株式会社ギークピクチュアズ、東急不動産株式会社、株式会社RED、ソニーPCL株式会社、株式会社朝日新聞社
協力
文化庁
原作品所蔵元
山梨県立博物館
協力・画像提供
株式会社アルステクネ
監修者 久保田巖
本展で活用される先端技術
原画の和紙の繊維1本1本まで忠実に再現「特許技術DTIP」株式会社アルステクネ
新千円札の参考元絵として選定された山梨県立博物館所蔵作を、アルステクネ社の特許技術DTIP(三次元質感画像処理)技術によりデジタル化した超高精細イメージデータを使用。これまでにない和紙の繊維の1本1本まで目で触るようなリアリティを体感いただけます。
高画質化技術を結集 Crystal LEDソニー株式会社
Crystal LEDは、大画面でありながらリアリティを追求した高画質と、自由度の高い優れた設置性を兼ね備えたスケーラブルなディスプレイシステムです。高精細かつ豊かな映像表現が織りなす圧倒的な臨場感と没入感が、ビジュアルコミュニケーションにおける新しい体験価値を生み出します。
インタラクティブな
ハプティクス体験の実現ソニーPCL株式会社
ハプティクスと呼ばれる「触覚提示技術」は、振動で”触覚”を人工的に作り出し、疑似的に再現する技術です。その“振動”は、繊細な感触や激しい衝撃に、今まさに触れているような没入感を生み出します。今回使用している技術は、床に搭載された振動デバイスが、映像やサウンドに合わせて震えることで、床が水たまりや砂浜に変わったかのように感じさせるインタラクティブ性をもった技術です。人の歩行にあわせて多彩な振動フィードバックを実現するために、数少ないセンサーで微細な踏み込みの変化を検知する技術が搭載されており、まさに空間を超越したような体験が可能となっています。
HOKUSAI
葛飾北斎について葛飾北斎-かつしかほくさい1760 年-1849 年(宝暦10 年-嘉永2 年)
1760(宝暦10)年、江戸本所割下水(東京都墨田区)に生まれる。14歳の頃から浮世絵版画の彫師としての修行を積み、後に画工を志して勝川春章に入門。1779(安永8)年より錦絵を発表するが、春章没後、勝川派を離れ、狂歌絵本と摺物の作画を手がける。40 代後半、曲亭馬琴とタッグを組んだ『新編水滸画伝』『椿説弓張月』の読本挿絵で広く知られる事となる。70 代の数年間に「冨嶽三十六景」など代表的な錦絵の揃物を相次いで発表。風景錦絵という新たなトレンドを定着させる。最晩年は肉筆画の制作が中心となった。読本(よみほん)・挿絵芸術に新機軸を見出したことや、『北斎漫画』を始めとする絵手本を多数発表し絵画技術の普及や庶民教育にも大きく貢献した。
1849(嘉永2)年没。生涯3万点を超える多様なジャンルの作品を手がけ、「森羅万象尽くして描かざるはなき」と言われた。葛飾派の祖であり、その門人の数は極めて多く、200人に近いといわれる。後にその作品は広く海外でも評価され、印象派の画家たちやジャンルを超え、工芸家や音楽家にも大きな影響を与えた。1999 年には、アメリカ合衆国の雑誌である『ライフ』の企画「この1000 年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」で、日本人として唯一86 位にランクインした。